現在位置:

01.緊張型頭痛とは?

2021年9月21日 症状別 自律神経の不調

緊張性頭痛

一般的に頭痛といったらこれです。
『日本人が最も悩まされている頭痛No.1』

日本人の頭痛の中で最も多いのがこの「緊張型頭痛」です。
15歳以上の日本人の、およそ5人に1人が悩んでいる"おなじみ"の頭痛といえます。

 「緊張型頭痛」とは、頭の周りや首の後ろから肩、背中にかけての筋肉が緊張するために起こる頭痛です。

 痛みは後頭部を中心に頭の両側や首筋にかけて起こり、「頭をバンドで締め付けられているよう」とか、「頭に大きな荷重がかかっているような感じ」などと表現されます。 

痛み以外にも、めまい感を伴うこともあります。

 「片頭痛」と違うのは、多くの場合、ズキン、ズキンとした拍動性の痛みではないこと、また、頭を動かしても痛みが激しくなることはないことです。吐いたりすることもありません。
そのため、能率は落ちるものの、がまんすれば何とか仕事や家事を続けることが可能で、日常生活に大きな支障をきたす「片頭痛」とはこのあたりが大きく異なります。

 「緊張型頭痛」は、男性より女性のほうが1.5倍程度多い割合で生じ、ストレスが大きくかかわっているため、やはり働き盛りの年齢に患者さんが最も多いのですが、全体的にみると幅広い年齢層に分布しています。 このように「緊張型頭痛」は、どんな人にも起こりうる頭痛といえます。

 

緊張型頭痛の原因は?

1.仙腸関節の機能異常からくる筋肉の異常収縮

お身体の中心にある骨盤(仙腸関節)が正しく動いていないと、身体の中心から動かす自然な動きが出来ず、かばって使う動きとなってしまい、身体のバランスが崩れ頭部に繋がる筋肉の緊張が強くなり、緊張性頭痛の原因になってしまいます。

 

2.骨盤機能低下による自律神経パニック

骨盤にある仙腸関節は自律神経の中心地であり、ここの乱れは交感神経と副交感神経のバランスを大いに乱れさせ、お身体の興奮状態を作り出し、だるさ、疲れなどの不調がなかなか回復しないお身体となります。お身体の疲れをしっかりとり、回復力を正常に働かせる為には、自律神経を正常に機能させるために、仙腸関節を整える必要があります。

※片頭痛に似た症状がみられることも

「緊張型頭痛」には、「反復性緊張型頭痛」と「慢性緊張型頭痛」とがあります。

反復性緊張型頭痛➡痛みも軽く、短時間で治る。

慢性緊張型頭痛➡ほぼ連日頭痛が持続。

 「反復性緊張型頭痛」は痛みも軽く、かつ短時間で治るので、ほとんどの人は医療機関を受診しません。一方「慢性緊張型頭痛」は、ほぼ連日頭痛が持続するものです。「緊張型頭痛」が10年以上続いて、次第に頻度や強度が増してくるというのが典型的症状で、うつ病などの心の病を併発していることもあります。

NEWSトップへ戻る

MENU CLOSE