あなたの腰痛が治らない5つの原因とは ・・・
あなたの腰痛が治らない5つの原因とは ・・・
1.腰痛の検査を画像診断しか頼りにしない
腰痛で整形外科の外来に行くと、まず腰痛が起こった時期や痛みの程度、本人が自覚している原因、これまでかかった病歴などを聞かれます。これが問診です。そして、腰痛の原因を調べるといわれ、レントゲン撮影やMRIなどの画像診断が行われます。
医師は、検査画像をみながら「ここにヘルニアが起きています」「ここが狭窄を起こしています」と指摘し、「ここで神経が圧迫されている痛みが起こっています」と患者さんに説明します。
画像診断にて変形し、歪んだ腰椎をみた整形外科医が「神経が圧迫されていることが原因の腰痛」と反射的に診断します。なぜならそれ以外の腰痛の原因を知らないからです。
画像診断で異常があっても、その異常が見られるはずの神経の支配する筋肉の萎縮、筋力の低下、知覚神経の低下、反射の低下、消失これらを調べる神経学的検査を行い、その神経支配領域と合致する結果が出た際のみ、ヘルニアや狭窄症などの確定診断を受けることができます。
画像診断だけをみて、患者さんの身体を触れずに診断を下す整形外科医には、本当の原因はわかりません。
2.腰痛の原因は、背骨でなく骨盤にあった
ANT骨盤療法は、首、背中、腰、膝、足、指など人間の身体の関節の機能異常が原因となって、その関節だけでなく、遠く離れた関節にまで機能異常が起こり、痛みが発生すると考えています。これを関連痛といい、実際に痛みを感じている場所以外に原因があり、その離れた所に感じる痛みを関連痛といいます。
例えば、
・ 右背中の痛みが強い患者さんに、仙腸関節と腰椎の④⑤番の関節を調整することにより痛みが消失
・ 指先のしびれが強く物を持てない患者さんに仙腸関節と第一肋椎を調整し消失
・ 膝が曲がらなく歩けない患者さんに仙腸関節の調整で可動域改善と歩行痛消失
・ 頭痛が酷く日常生活に支障がある患者さんに仙腸関節と頸椎の関節の調整で消失
多くの方が感じている痛みの多くは関連痛であり、その原因である仙腸関節の機能異常を取り除くことが唯一の根本治癒になり、この仙腸関節に正しくアプローチできる治療法が、ホシノ式骨盤調整になります。
3.身体の中心「仙腸関節」について
ANT骨盤療法は、整形外科的な運動器の痛みや、症状の多くは仙腸関節と関連する関節の機能異常によっておこると考えられています。そして、機能が正常に働いていない関節に運動療法を行って、関節包内の機能異常を取り除き、関節本来のスムーズな動きを取り戻すことによって、痛みや症状を改善させます。
腰痛の原因については、骨盤の仙腸関節に微小な「1ミリ」以下の引っかかりが原因で、関節に炎症が生じたために痛みが発生することが分かっています。これまでの研究と治療実績から、腰痛の85%が、仙腸関節の機能異常が原因であることが明らかになっています。
この仙腸関節こそ人間の身体にとって一番大切な場所であり、ANT骨盤療法で、根本治癒に導くために一番に治療をしなくてはいけない関節になります。
仙腸関節に機能異常などの引っかかりが起こると、身体の中心にある為、あらゆる部位に関連痛を招き、首、肩、背中、腰、腕、膝、足、指など全身に痛みを招きます。
※仙腸関節とは...
仙腸関節という奇妙な名前の関節があります。一般的には動かない関節と解剖学などの教科書には載っています。この関節は、背骨の下部にある仙骨が、骨盤の左右の腸骨と組み合わさってできている関節で、仙骨の仙と腸骨の腸の頭文字を取って仙腸関節と名づけられました。
仙腸関節は、上半身の体重を支えている為、幾つもの頑丈な靱帯によって包まれ、補強されています。仙骨と腸骨の接触面は、繊維軟骨でおおわれ非常に滑らかに動き、最近の解剖学の研究で2~3㎜の可動性があることが分かってきました。長い間、動かない不動関節と思われてきたため、どのような動きをしている関節なのかよくわからず、その機能について研究の対象になっていませんでした。現在でも、多くの整形外科医が仙腸関節は動かないと信じているほど、仙腸関節の役割は知られていません。
現在、研究が進み、仙腸関節の周囲の靱帯、筋肉は腰椎にも複雑に癒着している為、身体全体の動きと、仙腸関節の動き、背骨の動きがお互いに大きく、影響しあっていることが分かっています。
4.MRIなど画像診断の限界
これまでの整形外科では、腰痛の原因を主に脊椎の骨、関節の変形と椎間板の老化による変性に答えを求めてきました。それらの異常をレントゲン撮影やMRIなどの画像診断でとらえることで、原因を特定できていたと思っていました。
しかし、腰痛の大半は、画像診断などの検査では脊柱に異常が見られないのに、痛みが起こっています。
また、逆に画像では、椎間板が突出しているヘルニアや脊柱が変形しているなどの異常が確認できるが、腰痛などの症状が全く現れない場合もあります。例えば、健康診断で、胸部のレントゲン撮影後、変形が確認できるが、腰痛などの症状が全くないなど。
このように、整形外科の診断では、腰痛の本当の原因が分かっていない為、決め手となる根本治療というより、症状をやわらげる対処療法のみとなっています。
一方、ホシノ式骨盤調整は、仙腸関節という身体の中心となる関節の機能異常が原因で炎症が起こり、腰、首、肩、膝、足、手のすべての関節に関連痛となる痛みを発生させている事を発見し、この仙腸関節の機能異常を治療することによって、数多くの症例を完治へと導いてきました。
腰痛で悩んでいる多くの方に、従来の発想を転換し、整形外科的な治療で治らなかった現状を理解し、本当の痛みの原因にアプローチできるホシノ式骨盤調整にて、本当の治療を開始させましょう。
5.腰痛の診断と治療は、仙腸関節から始まる
整形外科の診断と治療が多くの腰痛患者さんに当てはまらない事は、これまでの説明で分かって頂けたと思います。しかし、その事を知らない多くの患者さんが、整形外科で腰痛の治療を受けると、的外れな診断によって手術をされ、対症療法として、副作用の強い痛み止めを飲まされ、効かなければまた、痛み止めの注射を受けている現状があります。
このような整形外科の現状は、あってはならない事です。患者さんのリスクを最小限にしていく為にも、痛みを感じてから、1週間程度休んでも痛みを感じるものは、何かしら原因があって症状が現れている為、その原因がどこにあるのか特定する為にも、ホシノ式骨盤調整を受ける必要があります。
具体的には、ホシノ式骨盤調整を1回受け、症状が改善されれば、原因の85%以上を占める仙腸関節の機能異常が原因の腰痛と確定診断できます(10年以上ホシノ式骨盤調整を行っていますが、治療後に症状の改善が見られない腰痛は経験がありません)
逆に、ホシノ式骨盤調整に全く反応しない腰痛であれば、本当に神経を圧迫している椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、あるいは内臓の病気、悪性腫瘍、膵炎、胆石、腎炎など。カリエスなどの感染症、圧迫骨折、うつ病などの精神疾患などが疑われる為、ここで初めて整形外科などの専門医への受診が必要になります。