肥満の本当の原因「脳疲労」について
2022年6月28日 症状別 スタッフブログ 自律神経の不調
肥満の原因は『脳疲労』
1.脳疲労が肥満の始まり
肥満はなぜ起こるのかー
自分の意思ではない「何か」に脳が支配されてしまう
『脳疲労』について
詳しくは前回内容をご参照ください(R4 6/5)
ストレス過剰状態が長く続くと脳の機能が低下して、情報処理、情報伝達にズレが起こります。 この状態を星の接骨院では「脳疲労」と呼んでおり、脳科学の世界では、当たり前の事として認知されています。
「脳疲労」が起こると五感(味覚・聴覚・視覚・嗅覚・触覚)さらに直感(第六感)までもが、異常(鈍感)となります。
五感というモノサシが狂えば、 それを基準にしている行動がおかしくなるのは当然のことです。例えば、味覚が鈍感になればたくさんの量を食べたり、より甘いもの、より塩辛いもの、こってりした食べ物を好むようになります。そして、満腹になったとしても脳が満足とならず、もう一口、もう一個といったように過食の原因になってしまいます。
また、「脳疲労」が起こると身体を動かすことが億劫となり、その結果本人は普通の食事のつもりが、客観的にみると過食となり、身体をを動かさないため、消費カロリーが減り、余ったエネルギーが身体に脂肪として蓄積され肥満となります。
そして、その生活を続ける事で筋肉量が低下し、基礎代謝が低下する事でさらに太りやすく、痩せずらい体質に変化してしまいます。
ストレス過剰 |
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脳疲労 |
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五感異常(鈍感) |
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行動異常(過食・偏食) |
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肥満 | 生活習慣病 |
2.「なぜ」食べ過ぎてしまうのか?
脳疲労が溜まっているために
「食べ過ぎ」
満腹なのに甘いものが食べたい・・・
「食の質の低下」
身体に悪いと思っているのにポテトチップスが辞められない・・・
「運動不足」
運動しなければ、痩せられないと分かっていても出来ない、面倒など・・・
自分の本来の思考(考え)と違う行動を起こしてしまう。これらは全て脳疲労によって引き起こされる行動異常です。
ここで大切なのは「なぜ」ダメだと理解しているはずなのに過食してしまうのか?が大切なポイントです。
「家族がお菓子を買ってくる」「飲み会や外食が多い」「運動する時間がないから」などと、いろいろな原因を答えられるかもしれませんが、このような考え方は生活習慣病・肥満の理解が部分的で、生活習慣病・肥満の根本原因をとらえていません。
その為、多くの方がダイエットや生活習慣病予防を失敗してしまいます。
なぜ、ダメだと脳で理解していることをしてしまうのか??
実はこのことが、従来の食事療法(カロリー制限や糖質オフ療法)が短期的にはうまくいっても、長期的にはうまくいかずリバウンドにつながるのです。実際に肥満の悩みをお持ちの方々に伺うお話に・・・
満腹だが食後の習慣の甘いものが辞められない 仕事や生活のイライラを解消するために食べ過ぎてしまう 食べている時だけ不安を忘れることができる 運動する時間があれば寝ていたい 学生の頃のきつい運動がトラウマで運動無理 などなど・・・ |
上記の様な理由から、自分の意志に反し別の何か(脳疲労)に支配され、「食べる」「運動しない」ということを選択をさせられてしまっているのです。
肥満を感じている多く方は、人に言われるまでもなく「食べ過ぎないようにしよう」「運動しよう」「甘いものは控えよう」などと、人一倍考えていられます。しかし、思っていてもできないのです。このような状態の方に、一人で頑張る食事制限だけのダイエットを行ても、効果が乏しいことは、容易に理解されると思います。
さらにご説明していくと、上記のチャート図が示すように「ストレス過剰」が生活習慣病・肥満の最大の原因であります。
ストレスとは、その人をとりまく環境やあるいは状況によって生み出されます。多くの場合、人間関係(夫婦、親子、兄弟、友人、上司・部下、同僚、教師・生徒などの人間関係)や過去のトラウマ(幼少期から思春期のツラい思い出など)や仕事の内容(仕事量・プレッシャー・パワハラ)、 暑さ、寒さなどの気候、あるいは急性・慢性の病気などです。
この「ストレス過剰」は別の表現をすれば「脳の情報過多」ということができます。 「脳」は適正なストレス量(情報量)であれば容易に適切に処理できるのですが、 それが過剰になるとちょうど手足の筋肉を繰り返し、頻繁に動かし続けると疲れて動かなくなるように、「脳」もその働きが悪くなります。
このようにして「脳疲労」となり、「五感異常」+「直感異常」が起こってきます。
脳疲労は五感と直感(インスピレーション)を阻害し、 肥満と生活習慣病のワルモノ |
味覚 聴覚 触覚 嗅覚 視覚 |
直 感 |
生活習慣病・肥満者は味覚テストで味覚が鈍くなっていることが確かめられています。
つまり、生活習慣病・肥満者は正常者と比較して、 同じぐらい甘い物や塩辛い物を食べてもそれほど甘いとも、塩辛いとも感じにくくなっています。
したがって、同じ量を食べても満腹感が少ないために、本人は大まじめで普通に食べているつもりでも、正常者と比較すると量はたくさん、質は太りやすいものをとることになるのです。
エネルギーの摂取と消費のバランスが壊れ、さらに前述のように運動する意欲が低下するので、ますますエネルギー過多になり生活習慣病・肥満が助長されることになります。
3.痩せるためには、脳疲労の解消が必要
脳疲労の改善にはいくつか方法がありますが、
当院だけが行える方法として骨盤を整えることで自律神経を正常に回復させ、脳疲労を改善させていく方法をご紹介いたします。
自律神経(内臓や代謝、体温といった身体の機能を24時間体制でコントロールする神経)
・交感神経:心と体を活発にする神経
・副交感神経:休ませる神経
この自律神経、特に交感神経が興奮し、副交感神経の働きが悪くなることで起こる自律神経失調症は広く認知されていますが、この自律神経失調症などの症状の背景には、脳疲労も強く関係しており、自律神経の不調=脳疲労と考えてください。
自律神経の中で特に副交感神経の働きが低下する事が多いのですが、この副交感神経は脳幹(
骨盤を整える |
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仙骨に集中する副交感神経の活性化 |
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自律神経の働きが整う |
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身体が楽になり、疲れなどの不調解消、姿勢が良くなり身体の本来の使い方が可能となる |
(自律神経の乱れ、身体の不調、使い方の不調を修正するために働いていた脳の負担を削減) |
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脳疲労改善 |
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『正しい食習慣』と『生活習慣』を身に着ける |
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健康で理想的な身体 |