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多くの方に知って欲しい自律神経について

2024年12月1日 スタッフブログ 自律神経の不調 股関節・膝・足の不調

知ってるようで知らない自律神経?

心臓は、私たちの意志に関わりなく動いています。「動け、動け!」と言って動かしているわけではありません。汗もそうです。気温が高くなると自然に汗が出て、体温を調節します。また、食べ物を食べると胃や腸が動き出す消化も、無意識のうちに行なわれます。これらはみな、自律神経の働きによるものです。

自律神経はこのように、内外からの情報や刺激に対して、自動的に身体を環境や行動に対して順応させる神経で、本人の意志とは関係なく、呼吸・血液循環・体温調節・消化・排泄・生殖・免疫などの機能を無意識のうちに調節しています。

この働きは、ホメオスターシス(生体恒常性)という機能によるもので、自律神経はこのホメオスターシスを維持する働きをしている、生命維持には欠かせない神経です。

自律神経は、間脳の視床下部から始まり、交感神経と副交感神経という二つの神経からなっています。

交感神経、活動する神経といわれ、身体の働きを活発にします特に頚部の頸椎(1番から7番)第一、第二肋椎に集中しています。

副交感神経は、休む神経といわれ、身体を休ませ回復させるために必要な神経であり、骨盤の仙腸関節に多く集中しています。

この交感神経と副交感神経の働きがバランスを保つ事で、自律神経として体内の環境を整えているのです。

不規則な生活習慣や過度のストレスなどにより、このバランスが乱れてしまうと、身体や心に様々な不調・症状が現れます。この状態を自律神経失調症といいます。

自律神経

自律神経のバランスが乱れると現れる不調・症状

自律神経

自律神経失調症になると、身体の一部が痛む、精神的に落ち込むなどの症状が現れますが、人によって様々で、複数の症状が重なって現れたり、症状が出たり消えたりすることもあります。そこで治療は、心身両面から行う必要があります。

まず、自律神経失調症として現れる主な不調や症状について書いてみますと、頭痛・耳鳴り・疲れ目・動悸・息切れ・手足のしびれや痛み・胃の不快感や吐き気・下痢・便秘・肩こり・筋肉の痛み・生理不順・早漏・射精不能……驚くなかれ、ざっと挙げただけでもこんなにたくさんの症状が、単独あるいは複数重なって現われるのが、自律神経失調症です。

下記の症状に一つでも当てはまるようでしたら、交感神経と副交感神経のバランスが乱れている可能性大です。

  • 1 頭が痛い・頭が重い
  • 2 首が痛い・首が凝る
  • 3 肩が張る・肩が凝る
  • 4 最近風邪を引きやすくなった
  • 5 めまいやフラつきが出る事が多い
  • 6 振り向いた時や歩いている時にフワフワ、フラフラする事がある
  • 7 吐き気がある事が多い
  • 8 寝つきが悪い・途中で起きてしまう・眠りが浅い
  • 9 血圧が安定しない
  • 10 温度差が苦手
  • 11 急に汗をかいてしまう事がある・多汗症
  • 12 動悸がする事がある
  • 13 目がぼやけたり見えにくい事が増えた
  • 14 目が開けていられない・目が疲れる
  • 15 夜の車のライトなどが眩しい・目の奥が痛い・視力検査などでライトが光るものは視力が落ちている
  • 16 ドライアイが長く続いている
  • 17 唾液の分泌異常がある
  • 18 最近微熱が続く事が多い
  • 19 お腹の膨満感・胃腸の調子が悪い
  • 20 全身倦怠感が朝から続く
  • 21 身体がだるい・疲れやすい
  • 22 やる気が出ない事が多くなった
  • 23 天候に自覚症状が左右される事が多い
  • 24 気分の落ち込みが出る事がある
  • 25 最近集中力が続かない
  • 26 ふと、急に不安感が出る事がある
  • 27 イライラする事が多くなった
  • 28 仕事に対する根気が無くなってきた
  • 29 手足の冷え・痺れ・のぼせるなどの症状がある
  • 30 胸の痛み・圧迫感などが出る事がある

不定愁訴=あくまでも自覚症状が主体であるもの。診断名がついているが最近の造語であること。

【他、診断名(症状が増加しているに事により作られた病名)に因んだ不定愁訴症状一覧】

  • 31 脚がむずむずする・動かさずにはいられない(むずむず足症候群と診断されている)
  • 32 指先がチリチリ痺れる
  • 33 足裏が熱い・寝ている時も熱くて布団から出したい
  • 34 陰部痛・痒みがある
  • 35 肛門の痛み・違和感がある
  • 36 狭い所や圧迫感がある所で尿意を催す。(緊張性膀胱と診断されている)
  • 37 お腹にガスが溜まりやすい。(IBSと診断されている)
  • 38 下痢と便秘を繰り返す
  • 39 呼吸が浅い・空気が入っていかない
  • 40 呼吸により脈のリズムが変わる
  • 41 からっ咳が出てしまう(咳喘息と診断されている)
  • 42 舌がピリピリする。痛い。(舌痛症と診断されている)
  • 43 鼻詰まり・気候によって鼻が詰まる。(慢性副鼻腔炎と診断されている)
  • 44 ニキビが良く出来る・背中に湿疹が出来やすい(毛嚢炎と言われている)
  • 45 手汗・足汗が出る。(手掌足蹠多汗症と診断されている)
  • 46 耳なりや耳の詰まり感、閉塞感が出る。(耳管狭窄症・開放症と診断されている)
  • 47 虫歯が無いのに歯が痛い
  • 48 季節の変わり目や温度変化で蕁麻疹が出る(季節性蕁麻疹・寒冷蕁麻疹と診断されている)
  • 49 春や秋、季節の変わり目に手先足先の皮が剥がれる(汗疱・掌蹠膿疱症と診断されている)
  • 50 寝起きのたちくらみ・倦怠感や動悸・頭痛を繰り返す(起立性調節障害・ODと診断されている)
  • 51 瞼(まぶた)がピクピクする(眼瞼痙攣・眼瞼ミオキミアと診断されている)
  • 52 膀胱炎を繰り返す(その都度無菌性膀胱炎と診断される)
  • 53 のどがイガイガする。何か詰まっている感じがする。(咽喉頭異常感と言われている)
  • 54 急に手が腫れたり足が腫れたりする(CRPS・複合性局所疼痛症候群と言われている)

自律神経失調症には4つのタイプがある

自律神経失調症は、大きく分けると4つのタイプに分けることができます(表参照)。

こうしてみると、その原因は、生活リズムの乱れや肉体的・精神的なストレスであることが分かります。また、共通して言えるのは、真面目で几帳面、神経過敏なタイプに多く見られるようです。心の症状も身体の症状も人それぞれ、様々ですが、対処法としては、要因となったストレスからの解放が求められることになります。


◇本態性型自律神経失調症 ◇神経症型自律神経失調症

原因……生まれつき自律神経の働きが乱れやすい。


(家族に『自律神経失調症』や精神疾患を持った人がいる人に多いと言われています)

特徴……低血圧、虚弱体質、体力に自信がない人に多い。

対処....仙腸関節の機能回復による体質改善

原因……心理的な問題による。

神経質でいろんなことに気が回ってしまい、
自分でなんでもやらないと気が済まない)

特徴……自分の体の不調に敏感な人、くよくよしがちな神経過敏の人に多い。

対処....脳疲労の改善による思考改善

◇心身症型自律神経失調症 ◇抗うつ型自律神経失調症

原因……日常生活のストレスを無理に抑えることによる。

「感情を抑え込むこと」「疲労を溜め込むこと」によって『自律神経失調症』を起こす。

特徴……最も多くみられ、約半数がこのタイプ。現れる症状・重さは様々。

対処....仙腸関節を整え身体の疲れ解消とカウンセリングによる秘めた感情の解放

原因……慢性的なストレスの蓄積などによるうつ反応。

発見されにくく、症状に対する治療ばかりに目が行ってしまい、
うつ状態に対する治療があまりなされない)

特徴……几帳面で完璧主義の人に多い。まず、抗うつ気分を治療する。

対処....カウンセリングで偏った思考と脳疲労解消

自律神経失調症はどのように治療する?

自律神経

どのタイプの自律神経失調も共通している事があります。それは、自律神経のバランスの乱れとして『交感神経の興奮と副交感神経の抑制』です。一般的な薬での治療では、交感神経を無理やり抑えつけるだけで、副交感神経の抑制の回復を促す事はできません。

副交感神経の働きを改善するためには「骨盤の仙腸関節の機能異常」を回復させる方法が確実であり、副作用に苦しむ事もありません。

ホシノ式骨盤調整による骨盤調整にて副交感神経の働きを改善させ、心も身体もリラックスできる環境を整え(治るためのお身体の基礎作り)、その自律神経失調のタイプ別によるホシノ式カウンセリングを通し、生活習慣の改善や脳疲労改善、思考の整理、自己との向き合い方の変化を促す事で、自律神経失調症状は改善していきます。

詳しくは「自律神経を治す薬はありません。しかし、治す技術はあります。」参考にしてください。

 

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