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ホシノ式骨盤調整は仙腸関節に特化した根本治療

2022年5月13日 症状別 自律神経の不調 産後の骨盤ケア 腰痛 首・肩・手・指の不調 股関節・膝・足の不調

ホシノ式骨盤調整とは、関節運動学から関節神経学を中心に完成させた画期的な手技療法になり、仙腸関節の機能異常を改善することにより、関連痛である様々な症状、特に痛みを取ることに特化しています。

 『ホシノ式骨盤調整とは?』

ANT骨盤療法

 ホシノ式骨盤調整は、仙腸関節を主とする体幹の関節と四肢の関節に、滑り刺激、圧迫刺激、離開刺激を行うことによって、関節受容器の運動機能を改善させる技術になります。効果としては、関節包、靱帯に伸長力が働くことによって、関節受容器が反応し、部組織の弛緩・筋収縮力の増大・協調性の改善が現れます。

関節受容器にはタイプ1から4の受容器があります。

タイプ1 

関節の表層にあり仙腸関節・頸椎・四肢の近位に多く力のかかる部位に多い関節静的反射と関節運動反射に関与

タイプ2 

関節包深層と関節脂肪組織に存在し四肢の遠位と頸椎に多く腰椎に少ない反応が早く順応も早く関節運動反射に関与

タイプ3

関節靱帯に存在、反応が鈍く順応も遅い、関節反射を抑制

タイプ4

侵害受容器で筋反射に影響を与える

 

特に重要な関節受容器が、タイプ1と2になります。

 

 関節受容器の大切な機能として関節静的反射と関節運動反射があります。

・関節運動反射➡動いている関節に関係する筋繊維の活動を促進・抑制し、広範囲で作用し反対側にまで作用する。

関節静的反射➡軟部組織の緊張状態を調節、広範囲に作用するが、反対側への影響はない

 この関節受容器の関節反射を利用することで、タイプ1と2へのアプローチを可能にした技術がホシノ骨盤調整となります。

しかし、仙腸関節には、タイプ1と2が複雑に絡み合う為、既存の骨盤整体やカイロプラクティックなどの技術では、不完全であり刺激が強すぎた為、症状の経過が不安定でした。そこで、仙腸関節の関節受容器タイプ1と2へのアプローチに特化した技術が、ホシノ式骨盤調整となります。

 簡単に説明すると、腰痛などの様々な症状がある方の仙腸関節には、1㎜以下の引っかかりが元になる関節機能異常があります。それが原因となり、関節受容器の働きが阻害され、痛みのある部位の筋肉、靱帯、関節に緊張が走り痛みにつながる為、その仙腸関節の引っかかりを取り除き、関節受容器の働きを活性化させることが、ホシノ式骨盤調整になります。

1.ホシノ式骨盤調整で改善するお身体の不調

・原因不明といわれている頭痛
眼科的な原因のない、眼のショボつき、かすみ、視力低下
原因不明のめまい、耳鳴り
・交通事故などむち打ち症で長期にわたる頚部痛、肩こり
・神経の障害の無い原因不明な腕、手指の痛み、しびれ
・四十肩、五十肩、肩こり
・テニス肘、野球肘
・腱鞘炎
・肋間神経痛
・腰痛
・変形性股関節症といわれている股関節、大腿部の痛み
・骨折の無いかかとの痛み
・成長痛、生理痛
・骨折・捻挫などの外傷後に長く続く痛み
・歯のかみ合わせ
・メニエル症候群といわれている症状
・産後の不調
・不妊症 

 

※これら以外にも多くの原因不明な有痛疾患に効果があります

 

2.ホシノ式骨盤調整で治せない症状 

ホシノ式骨盤調整は、痛みの原因が仙腸関節にある90%以上のお身体の痛みや不調には高い効果を発揮します。しかし、残りの10%程度のお身体の痛みなどの不調では、仙腸関節に原因が無く効果を発揮できません。なぜなら、骨盤が原因ではなく、病気が原因のお身体の痛みなどの不調です。

・悪性腫瘍が骨に転移して起こる痛み

・内臓の病気が原因で起こる腰痛、背部痛、足の痛み、しびれ、感覚異常

・脊椎カリウス、脊椎炎など感染症によって炎症が起こっている痛み

・脊髄腫瘍による痛み

・神経学的検査の異常と痛みの部位、MRI画像が一致する椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症

・重度のうつ病など精神疾患からくる痛み

・骨折などの急性外傷による痛み

・関節の破壊が進んだ末期の関節リウマチの痛み

 

 以上が、ホシノ式骨盤調整で治せないお身体の不調とになります。


3.仙腸関節の機能異常

仙腸関節が全ての痛みの根本原因

仙腸関節は、腰の中央にあり、背骨の仙骨と、骨盤の腸骨が結合している関節で、上半身の体重を支えており、身体の重心線は仙腸関節の近位にあります。私たちが歩いたり、運動をしたり身体を動かすときには、必ず腰、仙腸関節で身体のバランスをとっており、仙腸関節には常に大きな負担がかかっています。そのため、仙腸関節を保護する靱帯は厚くて強力で、関節の動きを制限しています。

仙腸関節の関節面は凸凹していて、精密機械のように複雑に組み合わさっており、その動きも1㎜以下となり、関節包内運動のみで、骨運動は僅かになります。仙腸関節は、中腰の時に一番ゆるみ、この状態で重い物を持ったり、腰を捻ったりなどの異常な外力が加わると、仙腸関節の可動域を超え動いてしまい、仙腸関節の関節面がずれた状態になります。このズレた状態で、身体を起こすと関節面の凸凹に引っかかり、ねじれが生じ、本来の正常な動きができなくなります。これが仙腸関節の機能異常が起こった状態になります。

 仙腸関節は、腰の中心部にあり、そこから上半身、下半身へと筋肉が伸びている為、仙腸関節が機能異常を起こすと筋緊張が全身に及びます。そのため、他の関節に二次的な機能異常が発生し、関連痛となり、全身どこの部位にでも痛みが現れます。特に、介護士、看護師、美容師、保育士などに腰痛などの有痛疾患が多いのは、この中腰による仙腸関節の機能異常が原因になります。


4.機能異常を起こしやすい関節

 人体の200以上ある関節の中で、機能異常を起こし、関連痛となりうる関節は限られています

NO1. 仙腸関節

NO2. 腰椎 ・ 頸椎 ・ 胸椎

NO3. 肋椎関節 ・ 胸鎖関節 ・ 胸肋関節

 と、すべて身体の中央、体幹部に存在する関節であり、全身の痛みの原因は、これらの関節に機能異常が起こった際に発生します。人間の身体で一番重要になる関節は、仙腸関節です。

仙腸関節に機能異常が起こることで、腰だけでなく、全身のさまざまな部位に痛みが発生することになります。現代の整形外科学では、仙腸関節は動かない関節と長年誤認され、重要視されていませんでした。その結果、椎間板がはみ出して、神経根を圧迫し、炎症を起こしている為、痛みが出ていると誤診され、手術することになっていまします。そして、手術後も痛みが取れませんなどといった、間違った診断による、間違った手術、治らない痛みが続くといったことが延々と繰り返されています。


5.仙腸関節の機能異常こそ、痛みの原因

ホシノ式骨盤調整で仙腸関節の機能異常を取り去ると、腰痛はもちろん、首、肩、膝、膝などの痛みやしびれ、こりなどの不快な症状のほとんどが解消されます。

従来の整形外科では、腰痛の原因を椎間板の変性や神経の障害ばかりに目を向けてきました。特に、MRIという画像診断ができる検査機器の普及とともに、その傾向は強くなりました。

腰などの痛みを訴えても、椎間板の変性や神経の障害が無い患者さんに対して整形外科医は、腰痛の原因が分からない為、患者さんに痛みの原因を聞かれると、筋肉が弱くなっているだけです。老化現象です。年だからしかたありません。疲労がたまっています。などと、診断とは言えないあいまいな答えしか持ち合わせていません。整形外科を受診し、このような経験をされた方は多いと思います。

ホシノ式骨盤調整は、関節運動学と関節神経学の理論をもとに、痛みの原因を解明しており、医学的な根拠から痛みのメカニズムを説明できます。

例えば、

① 原因不明の踵の痛み 整形外科では老化と診断 → 仙腸関節の調整で痛みの9割消失し、かかとの踵腓関節の調整で10割消失します

②  右手の痛みとむくみ → 仙腸関節の調整と肋椎関節と胸鎖関節と橈舟月関節の調整追加で10割消失します

6.仙腸関節の機能異常は3種類に分類されます

 ホシノ式骨盤調整は、関節運動学、神経学に基づいて、機能異常により受容器の反応が鈍くなった関節の機能を正常に戻す治療法です。もともとは、AKA博田法という、関節内部の動きを回復させるリハビリテーション技術として考えられたものであり、それを仙腸関節の受容器をターゲットにし、痛みの改善に特化したものが 『ホシノ式骨盤調整』になります。AKA博田法と同じく、関節の機能異常の状態を3種類に分類します。

① 関節機能異常

関節内になんら器質的な異常がなく起こり、関節面の滑りなど関節内部の動きが悪くなり、その結果、痛みや関節の運動制限、しびれなどの感覚異常、筋肉の緊張異常などの症状が起こります。これらは特に、動きの少ない関節に発生しやすく、仙腸関節に最も多く発生し、次に体幹の関節に起こります。

経過は良好で、ホシノ式骨盤調整にて1から2回治療行うと3週間以内に治ります。

② 単純性関節炎

関節に起こる無菌性の炎症で、激しい腰痛で発生し、腰椎椎間板ヘルニアと誤診されやすい腰痛と、しつこい慢性型で発生するものになります。

ホシノ式骨盤調整が3回程度必要となり、治療を行うと一か月半程度で治ります。

③ 関節炎特殊型  〈  脳疲労蓄積型 〉

関節の炎症を繰り返す特殊な関節炎であり、主訴の痛みだけでなく自律神経失調症状として、多汗、冷感、熱感、関節の腫脹、筋の萎縮、骨の萎縮、皮膚の変化、目のかすみ、めまい、吐き気、耳なりなどを併せて訴えられることがあります。さらに全身のさまざまな場所に痛みやしびれを感じることが多いものになります。

この疾患は、身体の不具合だけでなく、脳疲労の蓄積についても考慮して施術する必要があります。

 ホシノ式骨盤調整が5回以上必要となり、二から三ヵ月程度で症状は改善します。しかし、再発のリスクが高く、継続的な治療が必要となる場合があり、三か月以降、月一回の治療にて、半年後の完全完治を目標とします。

この整形外科や接骨院、整体などどこに行っても改善しないお身体の症状でお悩みの方は、間違いなく関節炎特殊型と考えて頂いて構いません。この特殊型こそ、ホシノ式骨盤調整が絶対に必要になります。

※脳疲労蓄積型の脳疲労とは…

脳疲労 

脳疲労とは内的要因と外的要因の二つに分かれます。前者は理性回路の過活動に因るものが多く、後者は気候環境や生活環境に因るものが多いと思われます。この両者が複合的に絡み合い心身環境の低下をもたらす状態を脳疲労の蓄積と呼んでいます。

内的要因の例としては、

・ 職場関係の人間関係に悩み、思ったような働き方ができない。

・ 家庭環境に問題があり、自宅でも心が休まらない状態。

・ 何か心配ごとを抱え込んでおり、寝ても覚めても頭から離れない。 など・・・


≪本当にやりたいことが行なえない状態と本来の感情を抑圧した状態≫  

これを長期間に渡って続けてしまう事を 「感情の捻じれ」 と呼び、脳疲労を溜め込む大きな原因として挙げられます。

長期間に渡って痛みを患っていられる方の多くには、ご自身で気づくことの出来ない脳疲労が蓄積しています。当院の行うホシノ式骨盤調整では、お身体の状態だけでなく、普通なら気付くことの出来ない脳疲労にまで、アプローチをすることが出来ます。

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