『つらい肩こり改善』骨盤から行う肩甲骨はがし
2021年9月29日 症状別 首・肩・手・指の不調
実は・・・・
骨盤が整うと自然と肩甲骨がはがれてしまいます。
よく整骨院や整体院などで「肩甲骨はがし」を宣伝している所がありますが、実際に施術を見てみると強い力で肩甲骨を無理やり押したり、引っ張ったり、動かしたりなどを行っています・・・しかし、そのような無理やりな方法を取らなくても、骨盤が整い自然と良い姿勢が獲得出来ると、肩甲骨は勝手に良い動きに戻っていきます。その証拠に骨盤を治療し肩をいっさい触れずに、肩が上がらない人の肩が上がったり、後ろに手が回らなかった方が、手が回るようになったりなど、肩甲骨の動きが改善しなければ出来ない動きが回復していきます。
骨盤リセット(前)
骨盤リセット(後)
骨盤リセットで、自然な肩甲骨の動きが回復したらご自身でも肩甲骨を意識して動かすリハビリトレーニングをすると、もっとお身体と良い状態でお付き合いしていく事が出来るようになります。そのリハビリトレーニングをいくつかご紹介いたします。
まず、肩甲骨は挙上、下制、内転、外転、下方回旋、上方回旋と6つの動きが重要です。
多くの方は僧帽筋(首から肩にかけての筋肉)のあたりが重く感じたりすることで肩こりを感じると思います。僧帽筋と肩甲骨は密接な関係にあります。僧帽筋を収縮させると肩を挙上できると思いますが、その際に肩甲骨も一緒に動きます。デスクワークやスマホの使用、育児などで肩がすくんだり力が入ることは多いです。そんな状態が継続的に起こると疲労物質がたまり、肩こりとなってしまいます。
当たり前のことですが、力の入ったところで肩甲骨をキープしていると疲れがたまり、どんどんと肩こりがひどくなってしまいます。筋肉が緊張していると血流も悪くなり、疲労物質はたまり続ける一方となってしまいます。そんな肩甲骨周りを意識して動かしてあげられるようになることがとても大事になります。
1.猫背からくる肩こり ➡ 肩甲骨の内転と下制、下方回旋ができるようになるのが重要になります。胸を張る、肩を下げる(首を上に伸ばすように)という動きをすることで肩こりのストレッチになります!背中側で手を組んで腕を上にあげつつ胸を張り、肩を下げ首を伸ばすようにしてみましょう!
2.逆に反り腰や鳩胸からくる肩こり ➡ 真逆の外転をメインに行いましょう。手を前で組み、背中を丸めるように大きく背伸びのような動きをしていきます。手は前に引っ張り、背中は後ろに引っ張り丸めていくような動きです!その姿勢をキープしたまま手で8の字を描いていくとより伸ばせるようになります!
3.両方の肩こり ➡ 両手を頭の上で組んでそのまま伸ばせると所まで上に伸ばします。この時に両肩が耳より後ろに行くように意識されるとより肩甲骨に効きます。肩甲骨の下方回旋と内転ができるようになり、上腕三頭筋、僧帽筋、広背筋とさまざまな肩回りの筋肉にも効果的です。
まとめ
肩こりは骨盤の動きが悪くなることから肩甲骨が機能しなくなることが原因となります。同じ姿勢をキープすることは、慣れるまでは少し辛いと感じてしまいますが、今の努力がこれから先の5年10年先の健康に大いに関わってくるので、いい姿勢を心がけ、肩甲骨周りを自分の意志で動かせるように意識をしていきましょう!
つらい肩こり改善には、自信を持って『骨盤リセット』おススメします(^^♪